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パリ市内には、それぞれ特徴のある公園やスクエアがいくつかありますが、2011年春オープン予定でパリ第4区区役所が企画中の公園は、なんとパリでは初めての「植物スペースの中の音響作品」(音響の庭)だそうです。
今のシュバイツァースクエア、シテ・デ・ザールの駐車場と有名なマレ地区旧館の一つであるオテル ドーモンの庭(パリ市所有)を一緒にした敷地に作られる5080平方メートルのこの公園、企画予算290万ユーロ(3400万円程度)はパリ市から出るそうです。
パリ市4区区長は、「首都にもっと緑のスペースを、という私たちの願いとIRCAM(音楽と音響の共感研究所)の音楽家たちの要望が交わって、戸外に現代作品を創造することになった。」と説明。
「音響の質材はそれを取り囲む環境(=太陽、湿気、雲など)によって変化する」新世代公園。 しかも、訪れる人々が騒音をたてると、歌っていた鳥が邪魔をされて鳴きやむように、音楽は止まるそうです。
どんな公園ができるのか、楽しみですね。
左の写真は、上から順に、パリ南東部のモンスーリ公園、パリ西端のブーローニュの森のバガテル公園、パリ左岸カルチェラタンのリュクサンブール公園(この写真は真冬の雪景色をとったので樹も裸で冷たい感じですが、普段は大勢の散策人、子供たち、ベンチに座って午後を過ごす読書人、学生などであふれかえっています。)、パリ真中のチュイルリー公園。
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復活祭のチョコレート
昨年のフランスの復活祭のお知らせからもう一年、今年も春の訪れとともにショーウィンドウに復活祭のチョコレートが並べられる季節となりました。
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キリストの復活を祝う移動宗教祝日である復活祭の日付は、毎年春分のあとの初めての満月の日以降の第一日曜日です。この日にキリスト教徒の家庭の子供たちは朝の教会でのミサの後、庭や家の隅々に隠してあるチョコレートを探すのが伝統です。
今年の復活祭は4月4日。
これは、キリスト教でも1582年にローマ法王のもとに調整されたグレゴリー暦のカトリックとプロテスタントの日付ですが、今年はグレゴリー暦の前のローマ帝国時代のユリウス暦を使用するギリシャ正教でも同じ4月4日となっています。
年に一回、このときだけの鐘や卵、ウサギ、ニワトリなどの形のチョコ達です。
鐘は、ローマから世界中に良い知らせを伝えるためにとんでくる、というシンボルで、ウサギやニワトリや卵は、豊穣のシンボルです。
フランスではこの復活祭と年末のクリスマスでチョコ年間売上高の90 %が売られる、と言われるほど街の中はチョコのかおりで一杯になります。
この復活祭、キリスト教では、ユダヤ人でペッサ(過ぎ越しの祭−モーゼによるエジプト脱出の祝祭)のためににエルサレムにきたキリストが十字架にかけられた後の復活を祝う最も大きなお祭りの一つです。
従って当然の事ながら、その元となるユダヤ教のお祭りであるペッサもこの時期に重なります。
ユダヤ教の暦では今は5769年(キリストを救世主とみないので、西暦の紀元前からのままで、紀元後1年へのリセットがありません。)
今年のペッサは3月30日〜4月6日です。ユダヤ教暦2447年、預言者モーゼに従ってエジプトのファラオンのもとから脱出した日を祝うお祭りです。
ユダヤ教暦では一日はグレゴリ―暦の前夜日没にはじまり、次の日没までです。このお祝いでも、エジプト脱出時に「種なしパン=ふくらませるための酵母をいっさい使わないパン」をはじめとして、Torah (ユダヤ教の聖典。キリスト教では旧約聖書の部分)に規定されている通りの特別な食卓となるので、パリの街角でもユダヤ教徒のお店ではその準備用材料売り出し一色になります。
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キリスト教でもユダヤ教でもこのお祝の食事のメインは子羊です。
ユダヤ教では元来神に捧げるための犠牲であり、上記エジプト脱出のときの、神の命令に従わないファラオンとその民への罰がエジプトに下ったときに、お告げの通りに戸口に子羊の血をぬったユダヤ教徒たちは罰を避けられた記念として、
また、キリスト教では、ユダヤ教と同じく旧約聖書からつながって、「神の子羊」と言われる救世主キリストの犠牲の記念として、フランス各地、数多くのテーブルに子羊のローストが並びます。
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